第150回 日本語講師になる勉強内容が面白い
海外にいると、日本語を教えてくれと言われる機会がしばしばある。やってみると母国語を教えることがいかに難しいかが分かる。喋るけど、ルールを求められても分からない。説明できないのです。
日本語講師になるための知識として日本語教育能力検定試験というのがある。友達が学校で勉強してて、話を聞くとかなりハード。でも、内容は楽しそうなのでどんな勉強をしてるのか聞いてみた。試験の合格率は19%、難易度は高い。実際、学んでる内容を聞いても難しくて分からない…。音声学?発音記号?言語を教えるって難しいですねぇ。
学ぶ授業の形式は古典的なティーチングスタイルっぽい。シナリオをきっちり使って進めて行く感じ。ちなみに、この講師資格は免許でないので、資格なくても海外で講師をやって、実践で経験を積んでいくタイプもいる。両方の授業を受けてみたいです。
言葉は考え方や文化と繋がってる。日本語と英語の違いは面白い。
日本語講師の勉強で面白いエピソード
I am happy.
he is happy.
私は幸せです。
彼は幸せそうだ。
なぜ、「彼は幸せです。」でないのですか?この質問にどう答えますか?
それは、日本語は、人のことは分からないという前提で、主観と客観を明確に区別するからだそうです。日本人らしくて面白い。
Podcast: Download (Duration: 37:39 — 25.9MB)
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この投稿へのコメント
テレビで見る、外国の方が、恐ろしく短期間に、綺麗な、日本語を、習得するのを見るにつけ、言語習得力にも、なんらかの、民族的、遺伝学的、特殊な、才能や、要因が、有るのでは?と思うことがあります。
英語圏の人が短期間で日本語を習得してたりするんですか?漫画やアニメで耳を鍛えてる方が多いので、かけてる時間が結構長い気がするんですけどね。詳しく分からないけど、気になるところです。